10月のもとで

モスクワから

相場報道

これまで全然どうでもよかったけど、自分が相場をやってると、報道で相場が動くのがよくわかる。

 

でも、ネットだけだと、書き飛ばしているのか、記者に自信があるのか、あまりわからない。だから価値判断が難しい。にもかかわらず、相場は動く。

日経が1面トップで「日銀、追加緩和検討」と打つと、見出しや本文は「検討」であっても、それは「間違いなく追加緩和する」という意味だ。実現の可能性が非常に高いので、1面トップの価値がある。

 

一方、ロイターが「日銀は追加緩和を検討」と書いても、相場は動くのだが、そのニュース価値の扱いがまったくわからないので、信ぴょう性が判断できない。ロイターが配信しても、翌日のウォール・ストリート・ジャーナルの1面トップにはならないだろう。

 

つまり、NHKなら午後7時なのか、午前4時なのか、新聞なら1面なのか中面なのか、ニュースの「扱い」は、そのニュースの価値つまり実現性の高さを表す。この「扱い」による信用性は、朝日新聞とアサヒ芸能ほども違う。

 

ネットでしかニュースを読まない人は、その信ぴょう性の高低をどう見極めているのだろう。権威主義だけ?

新聞をばかにしている人はたくさんいるけれど、全国紙の1面に載っていれば、けっこう信用してもいいと思う。それが当たらなければ、責任とる人がわりといるわけなので。

 

しっかし、経済ニュースってぬるい。「検討している模様」が許される。

捜査もので「きょう、○○氏を逮捕する方向で検討している模様」とは、絶対に書けない。何千億円のカネの行方より、人権が大切なのは当たり前か。