10月のもとで

モスクワから

自分を変える。FX。賭博しない人間から、する人間へ

人間は、たいてい惰性で生きている。これまでの習慣を後生大事にする。

自分で自分を規定し、「これが自分だ」とうそぶき、つまり、傷つかない言い訳を用意し続ける。

でも、それは、新しいことに挑戦しない怠惰な人間だ!

こんな物言いはよくある。

 

そんなわけで、わたしも自分を変えてみよう。

賭博しない人間から、する人間へ――。

 

高校生のときに競馬にはまり、毎週競馬場に通っていたが、わたしは賭博に弱い、と悟った。なので、その後、大学生のときに麻雀もしなかったし、競馬もパチンコもしない。賭博とは縁のない人生を送ってきた。「自分は賭博に弱い人間なんだ」。こう言い聞かせてきた。ラスベガスで10万円をすったときも、「自分の自己規定は正しかった」とむしろ妙に自分を褒めたかった。

 

↑この精神は、惰性の現状維持の弱い人間だ!人間は変わらなければいけない!

 

そんなわけで、自分を変えるために、FXという名の賭博を始めてみる。

 

この欺瞞的な論理法は、なんと名付けられているのだろう。悪をなすことを正当化するために、あたかも正義をなすかのように偽装する論理法。

 

しかし。わたしは、飲む、買うは盛んなわけで、そこに、打つが加わるって……。やはり、やめておくべきか。