10月のもとで

モスクワから

テキトー

昔からテキトーな人間だった。

初デートでセックスして、結婚した。子どもはできなかったが。

まず、ひとつのテキトーの例。

 

わたしのテキトーなプレゼンによって、ある企業の株式時価総額が2000億円さがったことがある。たとえテキトーでも大筋あってたし、全然いいんだけど。

 

今回のテキトー。ロシアに銀行口座つくろうと、アルファ銀行(赤色)を訪ねた。「パスポートの翻訳がいります」。そんなのねーよ。べつの銀行はどうだ。次にモスクワ銀行(あずき色)。「翻訳がいります」。やっぱ、いるのか、犯罪収益移転防止法みたいな本人確認義務づけの法律があるんだろう、この国には、と感じた。行政書士みたいなところを訪ね、翻訳を頼む。1500ルーブル、2000円ほど。安いのう。

 

で、ここからがテキトー。翻訳書類を持って用事帰りのモスクワ銀行に行くと、並んでる。待つのやだ。別の銀行いくか。銀行なんか、いくらでもあるし。ライフファイゼン銀行(黄色)。なんか外国語難しくてわからん。でも空いてるしええやん、黄色やし、目立つし。「翻訳はいりません。パスポートだけでけっこうです」。え?なんのために翻訳してもろたんさ。

 

で、きょう、カードができたとかで、ライフファイゼン銀行に行った。後から調べてみると、オーストリアの外資系銀行だった。ありゃ、外資やったん。いわれてみれば、ドイツ語だ。

 

世の中テキトーと偶然でできている。