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10月のもとで

モスクワから

モリエールのタルチュフ

徳の高さを謳う僧侶がいる。それに金持ちはぞっこんになって全財産の寄贈はおろか、娘も結婚させようとする。回りはやめさせようと説得とするが、金持ち本人は聞く耳もたない。周囲の奸計のすえ、金持ちは過ちに気づく。最後は、国家権力によって僧侶はペテン師として逮捕される。

 

モリエールのタルチュフ。ルイ14世時代の戯曲。きのう、プーシキン劇場で見た。

芝居の感想としては、ラスプーチンのような話なのでロシアで人気があると感じたが、上記のように(日本向けに)一般化すると普遍的な話だと気づく。

 

日本語の問題。

このタルチュフなりラスプーチンになりにあたる適切な日本語が見つからない。

〈司祭〉だと、宗教組織に属している。〈教祖〉だと、自ら宗教組織のトップ。

〈高僧〉でも、司祭とおなじ。

僧侶としか言いようがないか。どうしても仏教っぽくなるは、いたしかたない。

ラスプーチンは「怪僧」だけど、これも、こなれた言葉だとはいいがたい。