10月のもとで

モスクワから

人のせい

ここのところ、立て続けに読んでるのは、スパイの伝記と、スターリンもの。
ゾルゲの新潮文庫の伝記は圧倒的におもしろい。あと、キム・フィルビーというソ連スパイの伝記。イギリス諜報部の大幹部が、すべての対ソ作戦の情報を事前にソ連に流してた。イギリス人とドイツ人のソ連スパイに共通するのは、アル中。そりゃ、そうなるわな。

スターリンの伝記を読んでて気づくのは、ロシア指導者が人のせい、他国のせいにするのは、この国の伝統ということ。ウクライナの大飢饉で数十万人が死んだのは敵である資本主義国の陰謀のせいだし、いまロシアが経済的苦境なのは、西欧やアメリカが陥れようとしているせい、とプーチンは主張する。ロシアのNHKもそう報道する。日本もかつては、自衛の名目で戦争していたが、いまは中国悪い、韓国悪いとは、さすがに指導者は公言しない。人のせいにするのは、産経くらい。ましな国なのか、日本は。肯定したくないが。

知人のネトウヨのブロガーというか煽り手いわく、韓国のマスメディアの反日の煽り方はひどい。朝日や読売の位置にいるマスコミが、夕刊フジや日刊ゲンダイのような扇動的反日記事を垂れ流してるという。文春新潮でもいいのかもしれない。その韓国の煽りへの反作用として、日本の嫌韓感情が煽られる。このブロガーも文春新潮も産経も韓国マスコミ単なる商売なのに……。
ナショナリズムに限らずなににせよ、敵をつくって煽る方法は、下の下。小泉しかり、レーニンしかり、ヒトラーしかり。橋下しかり、か。