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10月のもとで

モスクワから

10代のころの留学との違い

年取ると見えてくるものもある。

 

20年くらい前にヨーロッパに留学していたことがある。10代のころで、二十歳の誕生日を現地で迎えた。その頃は、「ちゃんと外国人の友達つくらなきゃ」「日本人と話していてはだめだ」と悩んでいたこともあった。でなきゃ、なんのために外国に来たかのわからない、それに、日本人とばかり話していると語学も上達しない、その国を知るには、現地の人と仲良くならねば、と。そうできない自分に葛藤していたこともあった。わたしはそうではなかったけど、かたくなに日本人と話そうとしない日本人留学生もいた。

 

まだちょっとは真面目な自分がいたわけだ。そういえば、かわいいモンゴル人に振られたりしていたっけ。

おっさんになって再び留学すると、この手の若い思い悩みは一切ない。以下、理由。

 

①たかだか数人の知人ができても、「その国」がわかるわけがない。そして、仮に知人になったとしても、その本音を聞き出せるには相当(下手すれば数年)の歳月を要する。建前を聞いても、凡百の本で得た知識と同じだろう。そもそも、日本で暮らしているときに、母語で話していながら、本音で話せる人間が、つまり友人が、過去20年で何人できたというのか。

②日本人と付き合うことによって、語学の上達が妨げられるわけがない、という当たり前の事実に気付いた。関係あるわけがない。上達のいかんは、ひとえに自分の能力と努力だけで、日本語を使う少々時間が増えたからといって、努力しない理由にはなんらなり得ない。

 

当時の自意識はやっかいなものだったのだろう。

1年いたが、だれともセックスできなかった。さすがに来たとき童貞ではなかったが。

今回は、来て1か月半で、お金を使わず、かなりかわいいロシア人と。おっさんになって自意識が薄くなったためだろう。なんとなくミッションコンプリートな感じがするけど、次は、日本人女子学生が目標かな。

 

留学前の送別会で会社の先輩からいわれた言葉。「ロシア人とするのは当たり前だけど、日本人女学生を狙え。え、こんな子いるの、という驚きあるから」。それはあなたがアメリカに行ったからで、ロシアは変な日本女子ばかりですよ、というのがいまのところの感想。