10月のもとで

モスクワから

郵便局

ポストに投函された不在届を持って、郵便局へ。雪の中、15分かけて。

「お願いします」。局員は荷物を探す。わたしは椅子に座って待つ。

 

10分後。

局員「荷物の内容は」

わたし「本です。アゾン(アマゾンみたいなの)からの」

 

さらに10分後。

局員「見つかりません。電話番号を教えてください。見つかれば電話します」

わたし「ここ以外にどこにあるというのですか。ちゃんと探してください」

その8分後。

局員「やっぱり見つかりません」

わたし「あなたが見つけられないのですね。もういいです。あした、また来ます」

 

「なぜ、申し訳ありません、の一言がないのですか」を言うのを忘れた、と帰路に思う。

 

モンティ・パイソン的なシットコメか、不条理劇のように映るかもしれないが、

一方で、高度資本主義のサービスが発達しすぎている国の薄気味悪さもまた思う。

いっぱい荷物あれば、そりゃ、どっかいくわいな、と。

ちなみに局員は、45ほどのデブ一歩手前の小太り女。