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10月のもとで

モスクワから

ファイファーとサーマン

日々不明を恥じる。

スカーフェイスというデパルマとアルパチーノの名作ギャング映画を20年ぶりに見て、パルプフィクションの極道の妻ユマサーマンが、これのミシェルファイファー演じるゴクツマのパロディだったのに気づいた。

 

めんどいから説明しないけど、タランティーノはそういう人。

潮目

10年やってると、潮目がなんとなく読めるようになる。

日本にいた最後では、いまや忘却の彼方の五輪エンブレム盗作問題。あー、もたないなと思った1週間後に、ごめんなさい、した。

 

きょう、潮目がわかった。1週間で辞める、舛添が。

きのうまでは、絶対辞めないと思っていたが、潮目が変わった。

なんでSNSに書かないか

なんで実名でフェイスブックに書かないか。

 

いや、ほんと、単純に怖いだけ。名前と組織名をだして、書くのが。

どこまで書くのがセーフで、どの一線をこえると炎上するのか、

全然読めないので。

「仕事を書かなきゃいい」と言っても、そんな単純じゃないじゃないのはあきらか。

これならセーフだろと計算できるほどの、そこまでのリテラシーはない。

 

とはいえ、遠い異国にいると、どんどん忘れられていくので、

当たり障りないどうでもいいことをたまには書こうかとも検討中。

 

でもなあ……怖いなあ。

ユーロとドーピング

〈ユーロ〉

サッカーの大会がフランスで始まるらしく、盛り上がってる。こちらでは。

ロシアは、欧州の一員らしく。

サッカーに興味ないので、ふーん、という程度なんだが、2年後、やんなきゃなんないのか、仕事で。めんどい。

ロシア語でいうと、欧州大会、世界大会くらいの違いしかない。

 

〈ドーピング〉

オリンピックにはなんの関心もないが、ドーピングはまだ興味ある。だって、不祥事というか悪の発露やん。よっぽどおもろい。

 

ちょい複雑だが、きょうのロシアでの報道について書く。

ロシア陸上競技はリオ五輪に出場できるかどうか微妙な状況。

なぜかというと、前回、前々回の五輪で組織的にドーピングやっていたとみられるからだ。

で、きょう。ロシア国営放送局が、ドイツの放送局に取材にいった。

なぜドイツの放送局かというと、ロシア陸上界のドーピング蔓延のドキュメンタリーをつくったからだ。

ロシア国営放送の記者は「ドーピングの根拠となる資料はなんなんですか」と迫る。ドイツ放送局の記者は「取材源は明かせません」と言う。で、ロシアの記者を追い出そうとする。その様子をロシア国営放送は延々と流している。

 

醜悪このうえない。

取材に応じなかったのは仕方ないとしても、

その「絵」を延々放映し続けるのは常軌を逸してる。

 

ロシア陸上のドーピング疑惑は根拠薄弱と、ロシア国民に印象づけたいんだろうけど、逆効果として思えない。

読書

日本にいたころより、日本語で本読んでる気がする、いや、正確にいうと、どうでもいい本を読んでいる。

きのうは風邪のため、ベッドで読書。

①坂爪真吾「性風俗のいびつな現場」②浅羽通明「反戦・脱原発リベラルはなぜ敗北するのか」③松本清張「犯罪の回送」

 

日本にいれば、まずこの3冊は読んでいなかった。浅羽は20年ぶり。いやあ、人間変わらない。清張は10年ぶりくらい。読んでたときすでに死んでいるので、当たり前だけど、変わらない。①は日本にいても、読んでた可能性はゼロではないが、しかし、まず読まない。

 

外国にいると、読書の媒体がキンドルになってしまう。アマゾン様が勧めてくるのをほいほい買ってしまう。

日本にいても、読まない紙の本をアマゾンでポチポチしていたのだけど、届いてもやっぱり読まない。

ほかにも読まねばならない本がある、と自分に思い込ませるためだ。ヘーゲルとかマルクスとか。どうせ読まないんだけど。

一方、モスクワだと、これ以外読むのはない。で、通俗的なので、読んでしまう。そんなもん。俗は強い。

居酒屋

酔狂で、居酒屋放浪記的な本を買ってしまう。

モスクワにいて、それを買う意味は、まさに酔狂。

 

思い出話として、よく通っていた居酒屋

 

〈京都〉

まほろば・・・北山の鴨川のほとり。店内の暗さがいい。私事ながら、弟の名前と似ている。

あけぼの・・・東大路二条。安い。座敷で5時間のんで、ひとり1800円。競馬予想を繰り広げていた

神馬・・・千本今出川下る。うまい。とくに牡蠣フライ。10歳ごろから連れて行かれていた。

 

〈東京〉

つくばね・・・春日。総菜がいい。刺し身も。夫婦で通っていた幸せだったころの思い出。

ぬる燗・・・浅草。つまみがすべてうまい。主人ひとりでやってるのが奇跡。

 

東京で「通っていた」といえる居酒屋はこの2軒しかない。もの悲しい。

バーや寿司屋やスペインバルやイタリアンなら、あるのに。

自分はその程度だったと、自覚する。

アルコール問題

人生を破滅させるリスク要因は、そんなに多くない。

①何度も書いている下半身 それか、②アルコール

困ったことに、わたしはアルコールの蓄積も、けっこうなレベルまできている。

自覚的に、じゅうぶん、依存症。

 

覚えている範囲では、これによる大きな問題を起こしたことがない。

(都合良く忘れている可能性あるので、知っている人がいればご連絡を)

自己認識では、楽しい酔っぱらい。ひとに迷惑かけない酒好き。

 

でも、一方で、ひとりでも毎晩飲む。

重度の依存症まで、あと何年か?!

暴力とか痴漢とかの一発アウトを引き起こすリスクとともに、緩慢と廃人となっていくリスク。いまのわたしにとっては、後者の方が非常に大きい。

 

しっかし、煙草やめてる場合じゃないよなあ。3か月すってない。

煙草で人生は破滅しないし。アルコールの方が破滅リスクは高いはずなのに。

モリエールのタルチュフ

徳の高さを謳う僧侶がいる。それに金持ちはぞっこんになって全財産の寄贈はおろか、娘も結婚させようとする。回りはやめさせようと説得とするが、金持ち本人は聞く耳もたない。周囲の奸計のすえ、金持ちは過ちに気づく。最後は、国家権力によって僧侶はペテン師として逮捕される。

 

モリエールのタルチュフ。ルイ14世時代の戯曲。きのう、プーシキン劇場で見た。

芝居の感想としては、ラスプーチンのような話なのでロシアで人気があると感じたが、上記のように(日本向けに)一般化すると普遍的な話だと気づく。

 

日本語の問題。

このタルチュフなりラスプーチンになりにあたる適切な日本語が見つからない。

〈司祭〉だと、宗教組織に属している。〈教祖〉だと、自ら宗教組織のトップ。

〈高僧〉でも、司祭とおなじ。

僧侶としか言いようがないか。どうしても仏教っぽくなるは、いたしかたない。

ラスプーチンは「怪僧」だけど、これも、こなれた言葉だとはいいがたい。

陰毛。ではなく、部下

陰毛の話を書こうと思ったけど、次回に。

部下の話。というか、部下を持ったことない話。
当社は最初、支店に配属される。支店の3年目くらいで、新人の部下をもつのが普通。わたしはそれがなく、3年たって本社へ配属。
本社でも3年ほどすれば部下を持てるのが大方のコースなんだけど、やはりわたしはその主流にはいけず、ひとりで仕事。

なにが言いたいかというと、入社して10数年、ひとに指示したことない。モスクワに来ると、むろん、部下など皆無。下っ端生活は続く。性に合ってるのか、偉くなれないのか。


ニュースへのコメント

フェイスブックで、ニュースにコメントしている(ちょっとした。業界内では知っている人は知っている)ぷちぷち有名人がたくさんいる。

 

何様なんだろう、この人たち。ワイドショーのコメンテーターにでもなったつもりなんだろうか。

動機はわかんなくはない。話題づくり。

 

そんなことするより、自分でニュースになることを提供すればいいのに。

ニュースになることを知り得る立場にいるのに。

守秘義務をやぶらなきゃ、ニュースにはなりませんよ。

コメントしている楽な立場だけでいいのかしら。

人間としては、小さい。

 

 

出世か下半身

たまには、形而上の話。

生きる意味は?
男児たるもの出世に決まってる。
セックス以外にあるのかしら。

突き詰めると、このふたつ以外にあるのか。
ウェルベックが後者。
バルザックが前者。

ウェルベックは、わたしにとっては、バルザック並みに偉大。

出世

いまの会社に勤めて12年。これまでいわゆる出世なんか考えたことなかったのに、今年はじめて、考えてしまう。

 

自社の会社のことを具体的に書きたいところだけど。

自分のいた部に忠誠を尽くせば、その下の課長にはまあなれる。海外赴任してるわけなので、大過なくやれば課長にはなれる。

 

さて、問題は、部長になれるかどうか、だ。というか、なりたいかどうか、だ。

わたしの出身母体の課長になれば、別の部局の部長にはなれる。なぜなら、その部は主流部だから、植民地をいろいろ持っている。

ただ、出身母体の部長になるのは、魂をいろいろ売らなきゃなんない。提督部局・官房にいって、創業者というか王様というか皇帝というか総理というかのイニシエーションを受けなきゃなんない。やりたくねー。

というか、わたしのいままでの経歴では、前例踏襲だと、すでに出身母体の部長になれない。

 

でも、この出身母体の部長になれば、その後、アメリカ大使とかフランス大使とか韓国大使くらいにはなれる。あるいは、関連会社のでかいところの社長に天下れる。たとえ社長・王様・次官になれなくても、こっちのほうがええやん。

 

あー、悩む。まあ、わたしは素行がわるいので、偉くするのは会社のリスク要因なのだが。

下半身問題のリスク

下半身問題は、どこかで自分を破滅させる。

仲の良かった先輩の話。同じように海外駐在経験者だった。

同じように離婚し、現地の若い美人と結婚。

駐在中はむろん、その手の売春店にいりびたり。日本より物価が安いので。

 

妻と子どもを連れて帰国した後も相変わらず、出会い系をつかった買春をやめられなかった。

16歳だったかの買春容疑で逮捕。会社をくびに。 

 

一方で、「解雇されてもやっていける」という自信がこの先輩にあったのも事実。

その自信なり過信なりが、身の破滅に駆り立てるきっかけになった。

この自信の源になる能力が実際彼にあっただけに、単に愚かといえないところが難しい。

この能力がないと、ずっと社畜を続けなきゃ、なので。解雇されたのは人生にとって正解、といえるかもだし。要は、能力あるのでむちゃくちゃできた。

 

学ぶのだ、少しずつ学ぶのだ(スターリンの座右の銘)。

 

とはいえ、他人の振るまいからは、けっきょくなにも学べない。

学べるのは、自分の振るまいからだけ、なのだが。

ロシアよいとこ、一度はおいで

フォーククルセターズの歌。

まじで、ロシアいいとこ。姉ちゃんはきれいで。

しかも、またはゆるい傾向にある。

ある程度のロシア語力さえあれば、ほぼだれでも、若いロシア美女といい思いができる。

 その「ある程度」に、1年くらいはかかるんだけど、

それくらいは努力しましょう。

ただ、ロシア語はとってもとっても難しい。

わたしのちょっとでもかじった言語と比較するなら、ドイツ語の5倍ほど難しい。

でも、その努力に見合うリターンはあるはずだ。

それに、語学の勉強は、株やFXの勉強とちがって、損はしないので。

 

ロシアのいいところ、を列挙しておこう

①美人比率の高さ。10人に1人が女優みたいで、10人に6人は読モレベル

②女性のスタイルの良さ。日本人にはないモデル体型がごろごろ

③男性のイケメンが少ない。われわれでも勝負になる

④女性を家に呼べば、ほいほい来る。客を招待する文化なので

⑤物価が安い。ルーブル安のため、円を持っていれば旦那気分

⑥外国人にやさしい。ロシア語があんまりできなくても、大目にみてくれる傾向にある

「なんでアメリカが好きなの?原爆落とされたのに」

歴史的な広島訪問なので、この機会に。

ロシア人によく聞かれる質問のトップは

「なんで日本はアメリカが好きなの?原爆落とされたのに」

戦後の日本の成り立ち方からみると、本質的な質問だろう。

 

答えのバリエーションはいろいろあるのだけど、大事なのは、

ロシア人がなんでこんなことを気にするか。

 

ロシア側の日米関係に関するロジックはこうだ。

①アメリカは日本への加害者である。日本は原爆で甚大な被害を受けた。

②一方、ロシアはなにも被害は与えていない(シベリア抑留なんか、知りはしない)

③にもかかわらず、日本がアメリカの最友好国である。これは理解できない。

 

「おれたちはあんたと仲良くしたいんだけどさー、なんかあんたがいけすかないやつと付き合ってから、おれとしては遠慮してるのさ」みたいな感覚を、ロシアは日本に対して抱いてるのではないか。「なんでむかし無理やりやられたやつと、いまでも付き合ってんの」といったところだろう。ロシア人の日本をみる論理としては。

 

われわれとしては反論する必要はないが、自分たちを省みる必要はあるだろう。

なんで、いつまでも、敗北を抱きしめているかは。